抗癌剤による脱毛の予防方法

頭部冷却法

従来より行われている、脱毛予防方法に頭部冷却方法がある。

これは、抗がん剤の頭部への影響を抑えることを目的としている。即ち、頭部の毛母細胞での抗がん剤の取り込み量を減らすために毛細血管を収縮して血流を抑えようとする考えである。

  そのため、器具や氷を用いて頭部全体を20℃前後に冷却・保持する。

  同様な考え方として、頭部を締め付けるという方法もあるようである。

  一般的に育毛剤は、頭部の毛細血管の血流促進や血管拡張を主な作用としているので、頭部冷却法とは全く逆の作用を行うわけである。


脱毛予防法 −テタリス−

 昭和59年、タンパク質を主成分とした三恵製薬(東京都港区南麻布)のテタリスが持ち込まれた。抗がん剤による脱毛の予防にも効果があることがわかった。(既に市場に育毛剤として出ていた商品)

  作用機序ははっきりとしていないが、血流を促進する成分は入っていないので、抗がん剤の毛根への取り込み量を増やすことがなく、毛根に栄養(タンパク質)を供給することにより毛母細胞の障害が最小限に抑えられたと考えられる。